製造
当社の専門知識
製造工程
ブドウの木の植え付けから瓶詰めまで、ジュール・ゴートレはすべての生産工程を管理しています。
コニャックの製造過程には、忍耐と熟練が必要とされます。
その製造は、コニャックのブドウ畑から始まる長い製造工程を経なくてはなりません。

ブドウ畑
AOCコニャックのブドウ畑は6つのクリュに区分けされており、クリュそれぞれの土壌の特性や個性により、品質の異なるオー・ド・ヴィになります。
ジュール・ゴートレの蒸留酒には、グランド・シャンパーニュ、プティット・シャンパーニュ、ボルドリー、ファン・ボワ、ボン・ボワ、ボワ・オルディネールという区分けが刻印されます。
コニャックのブドウ畑は白ブドウ品種で構成されており、主なブドウ品種はユニブランです。シャラント地方の蒸留基準を満たすために、アルコール度数が低く、酸度が高いことから選ばれました。
ジュール・ゴートレは、高品質のブドウを収穫できるようにブドウ畑を耕作している、数多くのパートナーワイン生産者に支えられています。成熟したブドウは収穫後、アルコール発酵をする前に圧搾されます。
ワインができると、蒸留を開始します。
• 蒸留
蒸溜期間は10月末~3月31日です。
ジュール・ゴートレのコニャックの蒸留方法は、当初から変わりません。現在でも、「スワンネック」と呼ばれるシャラント式蒸留器のみを使用して、モナックにある当社蒸留所のボイラー16基で蒸留されます。
最初の蒸気が抽出されるまでボイラー内で加熱を続け、その成分はアルコールのみ。果帽、そしてスワンネックまで上昇した後、冷却コイルで凝縮されます。
最初の蒸留段階が終わると、「ブルイ」と呼ばれる最初の蒸留液をもう一度蒸留する準備をします。「ボンヌショーフ」と呼ばれる2回目の蒸留も同じ手順で行われ、「ハート」の部分のみを取り出してできた2回目の蒸留液が、「オー・ド・ヴィ」と呼ばれます。
熟成
オー・ド・ヴィの品質を保証するセラーマスターは、忍耐強くオーク樽で熟成工程を続けます。
この木材のおかげで、オー・ド・ヴィは常に周囲の空気との接触を保ち、コニャック特有の色と香りを熟成します。
アルコールはゆっくりと穏やかに蒸発し、消失した分は「天使の分け前 」と呼ばれます。
この段階は数十年に及ぶこともあり、最も古いオー・ド・ヴィは薄暗いセラーに保存されます。
ブレンド
ピークを迎えたオー・ド・ヴィは、マスターブレンダーが特別な熟成庫のパラディセラーに移して、熟成の終了時期を決定します。
マスターブレンダーが完璧なノートとアロマが出るまでブレンドしたオー・ド・ヴィは、最低アルコール度数40%のコニャックとなって市場に出荷されることになります。
このコニャックを安定させ、メゾン・ジュール・ゴートレの自社工場で瓶詰めの準備をします。
